年をとると、顔のしみ、たるみ、が目立ち、これは加齢だからしょうがないと思っていませんか? でも生活の習慣を変えることで、実年齢より若くみえることができるかもしれません。
血管の老化が老け顔をつくる
見た目年齢を大きく左右する肌の状態は、皮膚の細胞を維持する栄養や水分や酸素を届けている血管によります。血管が衰えれば当然なら肌へ必要なものを届ける働きも衰えて、肌が老えます。
それを医学的に明らかにしたデータもあります。抗加齢皮膚ドックを受診した273人の血管年齢と実年齢の関係を調べたところ、血管が若いほど見た目も若く、血管が老化しているほど見た目にも老化していることが確かめられたのです(愛媛大学医学部附属病院調べ)。
血管を老化させる原因
血管にダメージを与えて老化させる大きな原因の一つに血管の「糖化」です。甘いものを食べると、血糖値があがります。すると、すい臓から「インスリン」がでて血糖値を下げます。急激な血糖値が乱高下する
ことにより。血管内の細胞には大量の「活性酸素」が発生し、細胞を酸化させ、ボロボロに
傷つけます。血管は傷つく、修復されることを繰り返すことにより、徐々に分厚さをまし、
動脈硬化の原因となります。
老いる人の習慣
老いる人の生活習慣は次の3つです。
1.「コーヒー、紅茶には砂糖を欠かさない」
2.「購入するペットボトルは甘い清涼飲料水」
3.「朝食は、頭の働きをよくするために甘い菓子パンを食べる」
砂糖や清涼飲料水、菓子パンには多くの糖質が含まれています。
血管壁に糖化が起こると、酸化ストレスによって血管の働きが阻害されたり、組織に変性が起こったりすることから、動脈硬化が進行してしまいます。
組織の変性を起こす最強の老化物質「AGEs」
血管の主要な組織はたんぱく質でできています。血糖値が高い
糖化反応で変性したたんぱく質は、「AGEs:エイジーイーズ(終末糖化産物)」と呼ばれます
AGEsは血管壁の内部にも侵入し、そこに炎症を引き起こすことによって、動脈硬化の進行に拍車をかけることも分かっています。
見た目の老いをとめるには
「甘いものほど、見た目が老ける」と心に刻んでおくことです。
日常的に糖質が控えめな食事を心がける必要があります。何をどう食べると血糖値が上がりにくくなって、何が血糖をあげるのか?それを頭に入れておくことは「老いを止める」ことに役立ちます。
食事に気を使って、同年代の人に、同じ年には見えないといわれてみたいものです。
参考サイト
40代で一気に「顔の老化」が進む人が毎朝食べているもの
https://president.jp/articles/-/39586
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