遊水地とは
遊水地(ゆうすいち)とは、洪水の時の一時的に
川の水を貯めておく土地のことを言います。
2011年私の住んでいる三条市では、川が氾濫
して、死者9名、重傷者1名、被害頭数10.935棟と
甚大な被害に遭いました。
そこで河川改修の一環として遊水地を作ったわけです。
遊水地の構造
遊水地の構造は川の脇にぐるっと土手で囲み
その一部を少し低くして、川の水位が増すとその一部
低い所から遊水地に水が流れ込みます。
遊水地の土手を歩く
20年前にはコンクリートと土の人工的な場所でしたが
時が経って、草や木が生い茂っています。
写真の左側が五十嵐川、右が遊水地です。
あまり人が歩かないのか、草で道がなくなりそうな所が
あります。
越流堤
しばらく歩くと、越流堤に着きました。左側が五十嵐川で
増水すると、ここから右側の遊水地に水が流れ込みます。
越流堤防から土手を見たところです。
この数字はなにかな?W.H.Lってなんでしょう?
遊水池の中に入って
土手の端まで歩いたので、今度は遊水池の中を歩きます。
普段は河川敷みたいになっているので、普通の道です。
向こう側に今歩いてきた、越流堤が見えます。
もし今、急に増水したらここは池の底になるかと思うと
気持ちがいいものではありません。
夏でも水があり、サギ、かもなどが水場で休んでいました。
冬になると白鳥が飛んでくるようで、えさやり禁止の看板が
ありました。
排水門
遊水地に入ってきた水はここから再び、排水門を通って、
川へ戻ります。最初の看板に書いてありましたが、この遊水池を
通ることにより毎秒130㎥(10m×10m×1.3m?)の水を
調整することができるようです。
一周ゆっくりまわって45分の道のりでした。
昼間は暑いですが、朝晩は少し涼しくなり、秋の気配も感じる
遊水池でした。
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